窓のリフォームで断熱効果アップ・防犯対策ができる!

公開日:2023/10/15  

窓

三条市の住まいで過ごしていて、冷暖房の効きが悪いと感じることや窓際が暑すぎたり寒すぎたりと感じることもあるでしょう。さらに、結露が発生する場合や外からの音、防犯など、気になることがたくさんありますが、それらを解決してくれる方法が窓リフォームです。どのような特徴があり、どれくらいコストがかかるのか紹介していきます。

窓リフォームの方法や特徴とは

窓リフォームをする場合には、窓の使いやすさを改善するためだけではありません。湿度60%を超えた環境で繁殖してしまうダニやカビの発生を抑えるための、結露対策や夏を快適に過ごすための日射対策、騒音に対するストレスや睡眠不足を解消してくれる防音対策、省エネ対策など、いくつかの問題を改善するのに役立ちます。

集合住宅では一部共用部分でリフォームできるかどうかの確認は必要ですが、窓リフォームにはどのような方法や特徴があるのか紹介していきます。

ガラスの交換

既存のサッシを利用し、ガラスだけを差し替えする方法で、施工がとても簡単なのが魅力です。ガラスの種類には、断熱性の高いものや防音性の高いもの、防犯性の高いものなどがあり、交換することによって、より高い効果を発揮してくれます。

内窓の増設

今ある窓の内側にもうひとつ窓をつけて二重窓にする方法です。窓を二重にすることで、高気密で高断熱の室内に変わります。さらに、外気により冷える窓と室内の暖かい窓が分かれているので、結露の防止も可能です。

さらに二重構造で一重の窓に比べても視覚的に泥棒が手間を感じて侵入を諦めさせる効果もあるために、犯罪者への防犯対策にもなっています。

窓の交換

窓全体を交換する方法で、サッシやガラス部分の全てを撤去して新しい窓に交換するはつり工法や、すでにある窓やサッシの上に新しい窓やサッシを被せるカバー工法があります。

上記以外にも、シャッターや雨戸の取り付けなどもあり、空き巣対策や激しい風や雨からの対策として役立ちます。

窓のリフォームで断熱・防犯対策をしよう!

窓のリフォームではいろいろな対策ができますが、その中でも重要なポイントとしては断熱や防犯対策をすることです。

断熱対策

窓は夏の暑さや冬の寒さなど、外からの影響を最も受けやすい場所のひとつです。冷房や暖房がなかなか効いてくれないという場合には窓の断熱性が重要なポイントとなってきます。室温を快適にコントロールすることで、省エネ効果もあり電気代も節約可能です。

一年を通じて屋外の影響の受けにくい窓として、プラスチック素材などを取り入れた断熱窓にしたり、内窓をつけて二重窓にしたり、複層ガラスに交換したりすることで断熱対策になります。

防犯対策

泥棒が侵入する最も多い場所としては窓からです。無施錠や施錠を開けて侵入される方法がありますが、最も多いのが窓のガラスを破ることでの侵入です。

そこで、対策として高い塀や植栽などで窓を隠して敷地内に死角をつくらないようにしたり、確実に施錠したりすることはもちろんのことですが、防犯性の高い窓に交換することもポイントのひとつです。

泥棒に狙われないためにも、防犯性の高い窓にすることが必要で、内窓をつけて二重窓にしたり、防犯にも災害にも備えられる複層ガラスにしたりすることにより対策できるでしょう。

窓リフォームの費用はいくらかかる?

窓リフォームの費用としては、基本的に2枚1組の窓の単価に窓の数を掛けた金額プラス工事費用です。また、窓の単価は窓のサイズや種類によっても変わってきます。

たとえば、一般的な窓ガラスの場合120×170cmの腰窓であれば、工事費も含めて約4万円ですが、180×170cmの掃き出し窓であれば工事費も含めて約5万円になります。

グレードを変えて防犯用の窓ガラスにすると腰窓が約5万5,000円、掃き出し窓が約7万円になり、さらに遮熱用の窓ガラスに変更すると、腰窓が約9万円、掃き出し窓が約12万円です。

工事費に関しても、既存にあるサッシの劣化や窓の大きさや高さを変える場合には、一度外壁を壊して修復する作業も必要となるので高くなります。

使い勝手の改善

サッシのみの交換で壁を壊さず交換できる場合は施工費として3万~5万円程度ですが、防音や隙間を埋めるための交換の場合は外壁を壊す必要が出てきて30万~50万円程度かかります。

窓の大きさや高さを変更する場合は、外壁の一部を変更するために足場を組む必要がでてくるため、同じく30万〜50万円程度かかるでしょう。

性能をあげたい

断熱や結露などに対する対策として有効なのが窓の交換です。窓の交換としては、カバー工法とはつり工法がありますが、180×170cm以内の窓を交換する場合のカバー工法が10万~20万円前後、同じ大きさではつり工法にした場合は30万~50万円程度となります。

内窓を設置して二重窓にする場合は、180×170cm以内の内窓の増設で8万〜15万円、それ以上のサイズで15万〜30万円程度です。さらに、ガラスに高性能な物を使用すれば、その分だけ費用も高くなるでしょう。

ガラスのみ変えるという方法もあり、大きさが180×170cm以内の窓ガラスの交換では5万〜15万円位となります。

風通しを良くしたい

室内の壁1面のみにしか窓がない場合は、対面に壁を設置することで風が吹き抜けてくれるでしょう。費用としてはおおよそ10万~30万円程度ですが、増設する窓の場所によっては足場を設置する必要があるので、1か所あたり500,000円を越す場合もあります。

網戸をつけるだけの場合は1枚あたり5,000円程度で、グレードが高い場合でも2万円前後です。

まとめ

現在住んでいる住まいの性能をあげたいと思った時は、全体的なリフォームをしなくても、窓リフォームだけでも効果が期待できます。ガラスだけの交換やサッシの交換、窓全体の交換など、いろいろ方法はありますが、使い勝手の良さが変わるだけでなく、結露対策や、防音対策、断熱対策、防犯対策など、いろいろな効果が期待できるためにおすすめのリフォームといえます。

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