リフォームと改築はなにが違うの?違いとおすすめの人

公開日:2024/01/15  最終更新日:2024/04/11

法律上の定義があるのが改築ですが、リフォームは法律上に定義が存在しません。また、100万円以下で行われることが多いリフォームに対し、改築は2,000万円程度を負担するときもあります。このような違いについてを今回の記事で紹介するので、建物のリフォームや改築を検討している人は参考にしてください。

リフォームと改築の違い

改築の場合は、リフォームよりも費用が高額になるのが一般的です。ある程度のまとまったお金が用意できないと、業者に依頼するのは難しいでしょう。

法律上の定義があるかどうか

リフォームは法律上に定義が存在しませんが、改築は建築基準法で内容が定められています。また、改築の場合は、工事の内容に制限を受けることも考慮に入れる必要があります。

100万円以下で行われることが多いリフォーム

リフォームは小規模な工事であることが多く、改築と比較すると費用も少額であることがほとんどです。100万円以下で行われる場合が多く、10~20万円の費用で済む場合もあります。ただし、工事の内容によって費用が異なるので、業者に確認しましょう。また、地域によっても差がある可能性があります。

間取りを変更する改築の場合

戸建て住宅で間取りを変更する場合は、200~300万円程度の費用を負担します。マンションで間取りを変更する場合は、150~200万円程度の費用を負担します。

大がかりな工事が行われるので、小規模な工事であることが多いマンションと比較すると費用が高額になります。そして、建物の耐久性に影響を及ぼさないために、工事では細心の注意を払うことになります。

住宅全体を改築する場合

最近は、中古の住宅をリノベーションするのが人気を集めています。その場合の費用は高額になるのが一般的です。工事の規模が大きくなるだけではなく、水道管の変更なども行うときがあります。

戸建て住宅で1,000~1,500万円、マンションで700~1,000万円が相場になります。こちらは、着工する前に何度も打ち合わせを行うことが大切です。理由は費用が高額になるので、何度も気軽に行えないためです。

二世帯住宅に改築する場合

こちらは、1,500~2,000万円程度が相場となっています。完全分離型や部分共有型を選択すると、費用が高額になるので予算オーバーにならないように気を付けてください。

浴室やトイレなどを共有すると費用の負担が軽減します。しかし、それに伴うトラブルが起こる可能性があるので、着工する前に家族全員から同意を得ておきましょう。

リフォームと改築はどっちがいい?

自分の目的に応じて選択しましょう。たとえば、二世帯住宅で生活を送りたい人は改築を選択するでしょう。

できる限り費用を抑えて早く仕上げたい人はリフォームがおすすめ

工期が短くて費用が安いのが、リフォームのメリットです。業者がおすすめの製品を紹介してくれるでしょう。ただし、業者に丸投げするのは良くありません。

使用する建材によって機能や費用が異なるので、必ず打ち合わせのときに自分で決定するようにしましょう。分からないことがあれば業者に相談できるので、理想の住宅を手に入れてください。

間取りや住宅の設備をすべて変更したい人は改築がおすすめ

改築は、自分が理想とする建物を手に入れられます。ただし、建物の耐久性を考慮しながら工事を進めることになるので、すべての建物が改築できるわけではありません。

間取りや住宅の設備をすべて変更したい人は、まず改築できるかどうかを相談しましょう。改築が難しいときは、業者からリフォームを提案される可能性があります。また、どうしても間取りや住宅の設備をすべて変更したいときは、物件の購入も視野に入れてください。

リフォームの工期

工事する箇所によって工期は異なります。早く仕上げてほしい人は、どの程度の期間を要するのか業者に相談しておくと良いでしょう。また、急いでいる人はできる限り早く注文することをおすすめします。

キッチンの場合

既存キッチンの解体と撤去の工期は1日、キッチン床の下地補修と給排水工事の工期は3日、キッチン機器の取り付けと調整の工期は2日となっています。合計の工期は6日となっていますが、10日前後かかるケースもあります。

トイレの場合

洋式から洋式へトイレを交換するときの工期は半日から1日、和式から洋式へのトイレリフォームの工期は2~3日、トイレ室内の壁や床を交換するときの工期は1~2日となっています。

浴室の場合

ユニットバスの浴槽のみ交換するときの工期は1日、ユニットバスからユニットバスへのリフォームの工期は4日となっています。

リビングの場合

フローリングを張替えるときの工期は3日前後、床暖房を追加するときの工期は1~4日、壁紙を張替えるときの工期は1~2日となっています。

まとめ

できる限り早く仕上げたい人に、リフォームはおすすめです。工期は工事する箇所により異なりますが、小規模な工事なので数日程度で終了する場合がほとんどです。

キッチン、トイレ、浴室、リビングなどの雰囲気を変えたい、現在よりも使いやすくしたい、綺麗にしたいと考えている人は、業者に見積もりと相談を依頼しましょう。複数の業者に見積もりを依頼すると、料金プランやサービス内容の違いが分かります。

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