リフォームにおすすめの時期・季節とは?
自宅をリフォームしたいと考えたとき、どんな時期がおすすめなのか知っていますか。何も考えずに依頼してしまうと、あまりリフォームに適していない時期にあたってしまい後悔することもあるかもしれません。急ぎでない限り、ある程度時期を考慮した方がスムーズにリフォームが進むでしょう。リフォームにおすすめの時期や季節をご紹介します。
リフォームの時期に最適なシーズンがある?
リフォームにおすすめのシーズンとはいつなのでしょうか。詳しく解説します。
木造なら春
木造建築の場合、リフォーム工事の最中に木材が濡れるとよくありません。そのため、春にリフォームをスタートして雨が多くなる梅雨入りの前にリフォーム工事がおわっているのが理想といえるでしょう。
ただし、家族に酷い花粉症の人がいる場合、春に窓を開けて換気したり引っ越したりといった作業が発生すると強いストレスになってしまうかもしれません。花粉症が酷い人がいる場合は春を避けて、秋晴れのなかリフォームをするのがよいでしょう。
外壁の塗装なら春か秋
外壁が剥げてきた、色がくすんできたといった場合は外壁の塗り直し工事が必要です。塗装作業の際は窓を閉め切って作業するため、夏は室内が熱くなってしまいます。冬は塗料がなかなか乾かないというデメリットがあります。
梅雨も雨が多いため向いていません。外壁塗装は春か秋が望ましいでしょう。
室内のリフォームなら閑散期の冬を狙うという手も
冬はリフォーム業界の閑散期といわれます。閑散期価格で安くリフォームできたり、職人を確保しやすかったりというメリットがあります。
屋外のリフォームではなく、室内の水回り、お風呂などあまり大掛かりではなく単体でリフォームできるようなところをあえて閑散期にやってもらうというのもお得にリフォームできるテクニックといえるでしょう。
築年数ごとにリフォームの必要箇所が変わる
最適なリフォーム時期を考えるのはもちろんですが、その前にどれくらいの築年数でリフォームするべきか把握しておく必要があります。詳しく解説します。
早めにメンテナンスやリフォームを行うべきところが出てくる
5年から10年くらい経つと浴槽のドアの立て付けが悪くなったり、天井や壁紙が破れたり剥がれたりといったちょっとした部分が気になってきます。ほかの大規模なリフォームはまだない時期なので、気になるところがあれば修繕しておくのがおすすめです。
水回りが気になってくる年数
10年から20年経つとトイレやキッチン、洗面台といった湿気が多い場所からトラブルが出てくる時期になります。毎日使うところなので、何かあればリフォームするとよいでしょう。また、屋根や外壁などに亀裂などがあると、そこから劣化が広がる可能性があるので補修してもらうようにしましょう。
大規模なリフォームが必要になってくる年数
15年から20年経つと配水管、建物の土台といった普段生活していて見えないところが傷みはじめます。シロアリの被害があると家の寿命が縮まってしまうので確認してもらうことをおすすめします。配水管や壁紙など大規模なリフォームをするべきところが増えてくる時期になります。
増改築が必要になってくる年数
築30年ほど経つと、増改築や取り壊しを検討する時期になります。家を建てたころとはライフスタイルも大きく変わっていることが多いので、今住んでいる人が使いやすくなるよう間取りを変更するといったリフォームも考えておきましょう。
リフォームに特におすすめの時期は?
リフォームするべき時期についてご紹介します。
ライフスタイルによって最適な時期は異なる
リフォームは気候のよい春や秋に行うのが一般的にはおすすめですが、家族のライフスタイルに合った時期を優先するのが一番です。花粉症が酷い場合、春はおすすめできません。
また、異動や転勤が多い、学校に進学するタイミングにリフォームが重なってしまうと忙しくなってしまうので、春にスケジュールが詰まっている場合も春が最適とはいえないでしょう。自分たち家族が生活しやすい時期を相談してリフォーム時期を決めてください。
不便になる前にリフォームする
築年数によっておすすめするリフォーム箇所は変わってきますが、もちろん家ごとに差があります。湿気の多い地域だと壁紙が早めに傷んでくるかもしれません。大人数で住んでいる場合、想定より早く水回りが壊れてくるかもしれません。
毎日使うところが壊れてしまっては、生活する上で大きな不便さを感じます。そのため不便になる前、早めにリフォームをスタートするようにしましょう。設備が壊れてからでは、思ったようにリフォームのスケジュールを組めない、生活できなくなってしまうなど大きなトラブルが発生する可能性があります。
まとめ
リフォームは気候のおだやかな春や秋がおすすめです。しかしライフスタイルによって春は難しい場合もあるでしょう。おすすめ時期は参考程度にしつつ、家族のなかででベストなタイミングも考えるのがおすすめです。
また築年数から考えてリフォームするべきところがあったとしても、その家ごとに劣化具合は違います。
何か大きな不具合が起きてからリフォームを手配するとなると、急いでリフォームをしてもらうため追加料金が発生する、梅雨や夏などリフォームに向いていない時期にぶつかってしまうといった可能性があります。リフォーム計画はなるべく早めに考えましょう。