一家団らんの時間を増やしたい!そんなときはリフォームで間取りを変えてみよう
家族のコミュニケーションを取るためには、一家だんらんの時間を増やせる空間づくりが必要になってきます。もし、家族のコミュニケーションが思うように取れていないなと感じているなら、リフォームで間取りを変えてみるのもひとつの方法といえるでしょう。ここでは、リフォームでの間取り変更についてまとめておきます。
家族で過ごす空間を作ろう
家族のコミュニケーションを増やしたいと思った場合、まずは家族が集まりやすい空間を作る必要があります。顔を合わせる機会を増やすことで、お互いの様子も気に掛けることができますね。
食事をする場所、くつろぐ場所を家族が一緒にいやすい空間にしてください。同じ空間にあることで、食事をする時間が合わなかったとしても、テレビを見ている子どもと食事している親で会話することはできます。
LDKを一体化させた間取りは、これを可能にしてくれます。リビングルームとダイニングルームはつなげて配置しておきましょう。また、リビングに階段をつけるリビング階段も注目されている間取りです。このようにすることで、必ずリビングを通ることになるので、親が子どもの様子を把握しやすくなるのです。
具体的にどのような間取りにすればよいのか
コミュニケーションが取りやすい間取りとはどのような間取りなのでしょうか。マンションの場合は、玄関を入り廊下があって、廊下に沿って個室が配置されているというような間取りが多いです。個室とLDKの空間がしっかり分けてある間取りなので、この場合はコミュニケーションが取りにくくなってしまいます。
コミュニケーションを取りやすくする場合は、LDKの空間を通ってから個室に入れるような設計にする必要があるでしょう。個室から玄関に行く際も、一度LDKを通らなければいけないという間取りなので、家族の顔を見ることができコミュニケーションを取りやすくなります。
また、マンションのキッチンは独立型が多いですが、これも対面型にすることで、よりコミュニケーションが取りやすくなるといえるでしょう。他にも、下記のような間取りがおすすめです。
キッチンからリビングが見える
キッチンからリビングが見える間取りは、調理しながらお子様の様子を見ることができる、キッチンとリビングで会話ができるなどコミュニケーションを取りやすくしてくれます。対面キッチンの場合は、とくに子どもと会話しやすいでしょう。キッチンは独立させるのではなく、リビングダイニングに隣接させましょう。
リビングに学習場所をつくる
子どもの勉強部屋を作るのもおすすめですが、小学校低学年や中学年くらいまでは、勉強部屋を用意するのではなく、リビングに勉強するスペースを設けるというのがおすすめです。子どもが勉強している様子を見ることができますし、コミュニケーションも取りやすくなります。
吹き抜けがある
吹き抜けは1階と2階のつながりを感じさせてくれます。吹き抜けを通して声も聞こえやすくなるので、家族と住んでいるということを実感しやすくなるでしょう。
デッキスペースがある
デッキスペースがあることで、家の中と外がつながります。子どもが外で遊んでいる姿も眺めることができるでしょう。ゆとりのあるデッキスペースにして、机や椅子を置いてもおしゃれです。
フリーホールを設ける
階段のホールを広くすることで、学習スペースとして使う、遊び場所として使うなど活用できます。フリーホールがあれば、家族が集まる空間としても活用できるでしょう。
個室を完全に仕切らない
個室があると、部屋に入ったままなかなか出てこないということがあるかもしれません。そういったことが起こらないように個室を完全に仕切ってしまわないという工夫もおすすめです。個室を完全に仕切らないことで、家族との会話もしやすくなります。
ただし、このような場合に問題となるのが、空調がききにくくなることや、プライバシーの問題です。家族とはいえ、プライバシーはありますね。そこで、個室は狭めに設計して、個室で過ごす時間よりも家族で過ごすスペースにいる時間が長くなるような工夫をしてみるのもおすすめです。
居心地のよい空間を目指す
家族が自然と集まってしまう、集まりやすくなるような居心地のよさも重要です。たとえば座り心地がよいソファがある、落ち着く明るさの部屋である、気持ちが落ち着く雰囲気になっているということが挙げられます。家族が集まっていても、居心地が悪ければコミュニケーションも円滑に取れません。居心地がよくなる工夫も必要といえます。
間取りによって家族のコミュニケーションを取りやすくする機会は得られますが、実際のところは、間取りだけではコミュニケーションを活発にすることは難しいです。お互いにコミュニケーションを取ろうという意識がなければ、会話は生まれません。ぜひそのような点も意識してみてください。