迷ったらコレ!タンク式とタンクレストイレの選び方ガイド

公開日:2025/10/15  

トイレ選び

トイレのリフォーム時に「タンク式」と「タンクレス」のどちらを選ぶかで悩む方は少なくありません。見た目や機能性だけでなく、価格や設置環境によっても選び方は変わってきます。そこで本記事では、選び方のポイントをわかりやすく解説します。ライフスタイルに合った最適なトイレを選びましょう。

今でも人気の理由は?タンク式トイレのメリットとデメリット

タンク式トイレは、便器の背面に水を貯めるタンクが設置されているタイプです。この構造は長年にわたり家庭用トイレの主流として使われており、現在でも多くの住宅で採用されています。ここでは、タンク式トイレの主な特徴とメリット・デメリットをご紹介します。

停電時も安心の水流

あらかじめタンクに水が貯められているため、電力を使わずに水を流すことができます。停電時でも使用可能なため、災害時の備えとしても非常に心強い存在です。とくにライフラインが停止する可能性のある地域では、この安定性が大きなメリットとなります。

リフォーム時の柔軟性が高い

タンクがあるため、一定のスペースを必要としますが、それによって設置の自由度が高まります。既存の配管と相性がよいため、とくに古い住宅でも導入しやすいのが特徴です。

費用を抑えたい方に適している

タンク式トイレは、タンクレスタイプと比べて本体価格が手頃なものが多く、予算を重視する方にとっては有力な選択肢です。また、構造がシンプルなため故障時の修理費用も抑えやすく、メンテナンスも容易です。

デザイン面では圧迫感が出やすい

タンクの存在により本体のサイズが大きくなり、空間に圧迫感を与えることがあります。スタイリッシュでスッキリとしたデザインを重視する場合には、不向きと感じられるかもしれません。

掃除に手間がかかることもある

タンク周辺や便器との接続部分にホコリや汚れがたまりやすく、掃除の手間が増えることがあります。とくにタンクの裏側や隙間は掃除しにくいため、定期的な清掃が求められます。

スタイリッシュなだけじゃない!タンクレストイレのメリットとデメリット

タンクレストイレは、その名のとおりタンクをもたず、給水管から直接水を流すタイプのトイレです。近年は洗練されたデザインと高い機能性が注目され、多くの住宅で採用されています。ここでは、タンクレストイレの主なメリットとデメリットをご紹介します。

スマートに空間を演出するデザイン性

タンクがないぶん本体がコンパクトに収まり、空間を広く見せることができます。インテリア性を重視する方やスタイリッシュなトイレ空間を演出したい方にとって、大きな魅力となるでしょう。

掃除がしやすく清潔を保ちやすい

凹凸や継ぎ目が少ないシンプルな構造で、汚れがたまりにくく掃除も容易です。清潔な状態を維持しやすいため、忙しいご家庭や衛生面を重視する方に適しています。

水圧に左右されやすい点に注意

給水管から直接水を流す構造のため、水圧が十分でないと洗浄力が落ちる可能性があります。とくに古い配管を使用している住宅では、事前の確認が重要です。設置の際は、水圧条件をしっかりチェックしておきましょう。

停電時に使用できないリスクもある

多くのタンクレストイレは電動式のため、停電時には水が流せなくなる場合があります。万が一に備えて、バケツで手動洗浄するなどの対策を用意しておくと安心です。日常の利便性と非常時のリスクの両面を考慮して選びましょう。

「タンク式」と「タンクレス」ライフスタイルに合ったトイレの選び方

トイレ選びは、家庭のライフスタイルや住環境に合わせて、最適なタイプを選ぶことが大切です。以下では、タンク式とタンクレストイレ、それぞれの特徴を踏まえた選び方のヒントをご紹介します。

限られた空間を上手に使いたい場合

トイレのスペースが限られているご家庭には、スリムな設計が可能なタンクレストイレが適しています。タンクがない分、空間を広く使うことができ、圧迫感を軽減できます。一方で、トイレ空間に十分な広さがある場合は、タンク式トイレでも快適に設置でき、デザインや機能面でも柔軟に対応可能です。

見た目やインテリアにこだわる場合

洗練されたデザインや空間の統一感を重視したい方には、タンクレストイレがおすすめです。スタイリッシュなフォルムや豊富なカラーバリエーションにより、トイレ空間の印象を格段に高めることができます。

費用とメンテナンス性を重視する場合

初期費用を抑えたい方や長期的なメンテナンスコストを気にされる方には、タンク式トイレが適しています。本体価格が比較的手頃なうえ、シンプルな構造のため修理や部品交換がしやすく、コスト面でも安心です。

災害時の安心感を重視する場合

停電時でも水を流せるタンク式トイレは、非常時における大きな安心材料となります。電力を必要としない構造のため、災害時にも安定して使用できる点が魅力です。防災意識が高いご家庭やライフラインに不安のある地域では、タンク式の採用が有力な選択肢となります。

まとめ

トイレ選びは、デザイン性だけでなく、使い勝手や設置環境、非常時への備えなど、複合的な視点から総合的に検討することが大切です。タンク式には安定性やコスト面でのメリットがあり、タンクレストイレは省スペース性や掃除のしやすさが魅力です。一概に優劣をつけるのではなく、ご家庭のライフスタイルや重視するポイントに応じて最適なタイプを選ぶことが重要です。納得のいくリフォームを実現するために、ぜひ本記事の内容を参考にしてみてください。

   

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